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東日本大震災から6年が経過し、社会的な関心が低下し風化が危惧されています。そのような中、当時の最前線で活動され、現在も精力的に活動される有識者を招き、オーラルヒストリー形式で原体験をアーカイブし、後半のディスカッションで『平時に創発したいこと・有事に創発したいこと』をテーマに今後起こる災害等への教訓を創発することを目的とするセミナーを企画しました。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

<日時>
2017年6月26日(月)19時~21時

<会場>
霞が関ナレッジスクエア

〒100-0013
東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート 西館ショップ&レストラン3F(西館奥 エスカレーター上がる)
地図URL: https://www.kk2.ne.jp/kk2/header_link/access.html/

<登壇者>
秋冨 慎司様(防衛省防衛医科大学校 准教授、医学博士)

専門は救急・集中治療学,危機管理学。チーフレジデントであった大阪府立(現在は済生会)千里救命救急センターの時に災害医療に触れ、2005年4月に起こったJR福知山線脱線事故の時には現場の医療責任者の解散命令後にも、救助活動者への安全確保の必要性とまだ生きている人が絶対にいるという信念のもと留まった。解散命令から1時間後に先頭車両に閉じ込められていたクラッシュ症候群になっている傷病者を発見し治療を開始、全員救命することができた。その後、東京大学医学部附属病院の医療責任者として中越沖地震派遣を経験し、2008 年には岩手宮城内陸地震の岩手県 DMAT 統括本部長として現場を指示した。岩手県にて岩手沿岸北部地震およびチリ津波を経験し岩手県庁における Incident Command System の整備に尽力、2011 年の東日本大震災では岩手県災害対策本部の医療班長として活躍。2002年兵庫医科大学医学部卒業、2003 年千里救命救急センター・チーフレジデント、2006年済生会滋賀県病院医長、東京大学医学部附属病院・救急部集中治療部、国立病院機構災害医療センター、岩手医科大学高度救命救急センターを経て、2015年4月より現職.講演回数は年30回以上行っており、行政では内閣官房勉強会や議員へのレクチャーをはじめ各自治体へ、各学会で多数依頼があるが、トヨタ自動車などの各企業への講演も多数こなしている。主な取材として新聞は『ひと(毎日新聞)』など含め数十回、テレビは NHK ドキュメンタリーや取材数十回の他に、『夢の扉(TBS 2 週連続)』、『Osaka Train Wreck(National Geographic Channel)』,本では『ナインデイズ/岩手県災害対策本部の戦い(幻冬舎)』などの主人公として出演。
 日本医師会 救急災害医療対策委員会 委員
 東北大学 電気通信研究機構 諮問委員会 委員
 立教大学 グローバルリスクガバナンス 非常勤講師
 文部科学省受託研究 都市の脆弱性が引き起こす激甚災害軽減化プロジェクトなど研究
は多数

坪倉正治様(内科認定医 血液内科専門医・指導医、医学博士)


平成18年 東京大学医学部卒。平成23年3月の東日本大震災発生以降、毎週月~水は浜通りに出向き、5月からは南相馬市立総合病院を拠点に主にホールボディーカウンターを用いた内部被ばく検査を中心とする医療支援に従事している。現在は南相馬市立総合病院、相馬中央病院、ひらた中央病院にて診療を行う傍ら、放射線に関する計測や被曝を心配する被災者の健康相談、市町村の放射線対策にも関わっている。

・南相馬市放射線健康対策委員会委員
・相馬市健康対策専門部会委員
・川内村への帰村に向けた検証委員会委員
・飯舘村健康・リスクコミュニケーション推進委員会委員
鈴木寛(社会創発塾塾長)
社会創発塾 塾長
文部科学大臣補佐官/東京大学教授、慶應義塾大学教授(クロスアポイントメント)/大阪大学招聘教授/中央大学客員教授/前参議院議員。 元文部科学副大臣
http://suzukan.net/profile.html

<プログラム>

18:30 開場
19:00 開演
19:10 講演『後世のディシジョンメーカーに伝えたいこと』(25分間)
講師:坪倉正治様
19:35 講演『後世のディシジョンメーカーに伝えたいこと』(25分間)
講師:秋冨 慎司様
20:00 『平時に創発したいこと・有事に創発したいこと』(60分間)
パネリスト:坪倉正治様、鈴木寛塾長

<参加費>
学生:1000円
社会人:2000円

申し込みはこちらから→http://peatix.com/event/266113/

<主催>
社会創発塾/東京大学公共政策大学院人材政策研究ユニット

<協力>
すずかんゼミ(東京大学公共政策大学院、教養学部、SFC)

<問い合わせ先>
社会創発塾事務局(担当:池本、松波)
info[at]socialemergence.jp

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